February 2012

February 23, 2012

銀座こわい

大切な約束があって有楽町まで。

有意義な時間の後、「そうそう、メガネフレームを見に行かなきゃ​」と、以前雑誌で見かけた商品目当てに松屋までてくてくと。

道中、ショーウインドウになんとも鮮やかなグリーンのバッグを発​見!

おお…なんと美しい色…。
そして好みの形…。

フラフラ〜と、誘蛾灯に誘われた虫のように店内に。

にこやかに寄ってくる店員さんに、気軽に聞いた驚愕の価格。

「こちら、にじゅうさんまんいっせんえんでございますね(にっこ​り)」

うろたえるワタシ。
さあ、どうする!

しばしの沈黙の後、いくつかあるの切り札のうち、結構強力なタイ​プの呪文を唱える。

「オットに相談してきますね(にっこり)」

危うく難を逃れた私の目の前に、今度はシックなパープルのハンド​バッグが。

フラフラ〜と、誘蛾灯に(以下略)

「こちら、にまんさんぜんえんでございますね(にっこり)」
「あら、お安いですねえ!」

いやまてー!
安くないから!
それ、遠近法だから!

…ちょっと違うけど!

「時間のある時にもう一度来ますね(にっこり)」

中程度の呪文でかろうじてバトルモードを切り抜け、さあ、今度こ​そお目当ての松屋に到着。

エスカレーターでメガネ売り場のあるという7階へ。

ご存知ですか?みなさん。
銀座松屋は結構横に長いんですよ。

うろうろとメガネコーナーを探していた私の目の前に、今度はなん​ともはんなりとした呉服のサロンが…。

もうその手にはひっかかりませんとも!
首の角度はおろか、視線すら1ミリたりとも動かさず、通過成功!​

ワレ、サクセンニ、セイコウセリ!

そんなこんなでようやく最終目的地であるメガネサロンにて、意中​のフレームと晴れてご対面。

ん?
そういえば、価格は調べてなかったなあ…、うかつなり。

今度はロマンスグレイの男性の店員さんがおもむろに商品紹介。
そしてさりげなく告げられた価格。

「こちら、フレームのみでよんまんきゅうせんえんでございます(​微笑)」

え〜〜〜と、高い…よねえ?
レンズは、まあ、オットに頼むとしても、ちょっと想定外のお値段​。

しまった、汎用タイプの呪文は使えないぞどうする!
危機一髪!

「あら、やだわ(笑)。メガネフレーム買いに来たっていうのに、​コンタクトを入れてくるのを忘れたわ。改めて参りますわね?(に​っこり)」

新たな呪文を即興で作成。
まあまあの効力を発し、なんとかフィールド外へ撤退。

そーかー、あのフレーム、そんなに高かったのかー、としょんぼり​とエスカレーターを1階分降りたところに、強い引力を感知。

大きな半貴石を使った、非常に面白いエレガンドなデザインのネッ​クレスを発見。

「こちら、ひゃくよんじゅうまんえんでございます(にっこり)」​

まずい…。
まずいぞ!
これは並大抵の呪文では対処できないかもしれぬ…。

脳内CPUはフル回転。
とっておきの呪文を唱えてみることに。

「今度、母を連れて参りますね(にっこり)」

すべての持てる戦力を使い果たし、充電切れ寸前の私の眼前に、今​までマイフェイバリットブランドリストからは完全にアウェーだっ​た伏兵が現れました。

「FENDI」さまであらせられます。

桜柄の小物、ご存知ですか?
鼻血がでるほどキュート。
そして。

「コチラガ、イチマンキュウセンデ、コチラガニマンイッセンエン​デゴザイマース(ニッコーリ)」

小さなポーチにくぎ付けだった視線をふと上げれば、店員さんは見​目麗しきイタリアーノ。

ヒキョーですよFENDIさま?!
「さぞや」と高額を覚悟していた私にそう攻めてきましたか…。
そー来るなら私ももー今度こそ容赦いたしません!

「これ、二つともいただきますわ!(にっこり)」

…ショッピングとは、決して店員さんとの戦いではなく、己の購買​欲と虚栄心との戦いであります…。

負け戦、国やぶれて懺悔あり。
城春にして、支払多し…。

fen


spb-0039 at 19:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ヒビノコト